注意:ネガティブワールドですので、ポジティブな方はご遠慮ください m(__)m
2009年~
自画自賛ですが「攻めの倉庫」は組織にいい刺激を与えられていると、このころ実感を持てるようになりました。
2008年新卒の新入社員の一名が倉庫へ配属になります。同部署に新卒者の配属は私にとって初めての経験でもあります。
新人N氏。行動と学習がスローペースで、大人しいタイプなのですがTPOに欠けており、変なところで目立ちたがりです…基本的に新入社員は目が離せないですね。
ちなみにK氏は新人後輩を大歓迎…先輩として自分を大きく見せることをがんばっていました[E:sweat01]
以前から会社はISOを取得しており、このとき私は委員も務めておりました。せっかくなのでISOに則ってY氏、K氏、新人N氏を育てることにしました。正式にISOシステムへ組み込んだのです。こうすることで監視と見直し、是正などが本人の目にも見えるようになります。私にとっては3名を効率よく教育できるなど、全体に利点が多いと考えました。
新人N氏は周囲に突かれるほど成長がスローでしたが、私から見て伸びていたので想定範囲内だと考えていました。しかし新人と言っても周囲の人達は待てないんですよね…人も植物もそれぞれに成長速度が違うし、咲く花の色も形も大きさも違うのに、それを理解せず勝手に理想的な成長をすると思っている人が多い気がします。それに叶っていないと不満を浴びせるのが当たり前…自分自信が育てられて大きくなったとは思っていないのでしょうか?
そんなこんなの2009年に突然、私の想定外の事件が発生します。
それは「ブログ」…。
若い世代に普通化しているらしき「ブログ」を新人N氏も嗜んでおり、なんと新人N氏のブログに会社への誹謗中傷が書き込まれているとの通報が…その内容は根拠のない嘘であり、その嘘は会社の不信と不利益を生む種になるものでありました。
これは外部から見て社員の暴露話に見えます。
この新人社員が会社の白蟻になっていたのです。そしてこの通報は取引先から指摘されたものであり、すでに会社の信用を蝕んでいたのです。
新人N氏はどうやら「ブログ」特有の軽い気持ちで書いているようでしたが、その嘘がどのような重い罪なのか理解していないのです。これは暴露話でなく誹謗中傷(嘘)であり、会社を貶める行動です。デジタル時代この程度のことが会社の存続にも影響するというのに…。
こうして新人N氏は入社一年を迎える前に会社を去りました。例え残ったとしても組織内の信用信頼は芽生えませんから…。
この事件は私にとって大きなショックであり、新人N氏を許す訳には行きませんでした。ですがどんな人材でも減ることは辛いことです。このやるせない気持ちが苦いですね。
これで辞めなくても…という声もありましたが、どんな理由であれ会社が傾き落ちてからでは遅いということを理解しなければなりません。デジタル社会の怖さを痛感しました。
こんな事件があった後、2009年10月に私は倉庫からまたもや営業へ…一年六ヶ月の倉庫専任を務め、今度は営業専任へ。
しかも会長直々のアプローチでした。
理由は営業マン達がまとまっていないので補助が必要とのこと。さらに全体の営業成績も落ち込んでいる。
ハイハイ。
営業マンが個々に腐り始めているのも知っています。営業部が組織全体の不満要素になっていることも理解しています。
でも、私が出番になるのが早すぎませんか?少なくとも私が営業部に所属していた1.5年前は伸びていたのだし…こんなに落とすって??? ある意味すごいですよ!
原因解決に私をぶつけるのは得策でしょうか? しかも会長直々に?
ヤレヤレ…出動です!