とみお。のブログ

ひらめくままに!思いつくままに!!

2010年~中期

注意:この先ネガティブワールドです。ポジティブな方はご遠慮くださいm(__)m

2010年~中期

経営者サイドの状況を目の当たりにした私・・・この現実は直ぐどうにかできるものでもなく、それでいて手遅れに近い事態だと知ってしまいました。

今は会長が存在しているから引き戻せますが・・・その先は?

先ずは目先の展示会を始動しましたが、私の社内不在中になぜかプレーヤーの中心に私が置かれて、なんともハンカチ落し的に責任者化しておりました。N課長らしい責任転換ですね。しかし私はこれをチャンスとして暗黙に受け入れました。

暗黙の責任者はしっかりとした権限がなく、基本的には提案及び稟議にてことを進めます・・・スタートから大幅に時間が遅れているというのに、お役所もびっくりするほどの伝達の遅さで進むのです。

展示会の大きな柱に(販売条件など)なる大切な稟議の返事がないので、N課長に確認してみると「まだ上からOKが出ない」とのこと・・・これにOKが出なければ次が動けない場面です。

やがて稟議にOKが出たということで、N課長と打ち合わせをしてびっくり ∑(゚∇゚|||) 

別の場所で社長から私へ「あの販売条件じゃ難しくてお客さんが解らないんじゃないか?」と言われました・・・私も同感です!あの販売条件じゃ売る側が売る気ないですね!

何故ならあの稟議書は私の書いた物ではありませんから・・・あの稟議書は私がN課長にメールで送って、N課長が条件を書き換えて提出したものです。簡単に言うとN課長が私の名前を勝手に使い捏造したものです。

これ実際の出来事です。こういうこと本当にあるんですね。

N課長は「この内容だとOKが出ないと思って少し修正した」とのこと、でも内容は根っこから違うものですけど・・・。N課長の考えて書いた稟議書の名前欄に、私の名前が書いてあるだけですけど???

ねじれ国会と言いますが、組織にねじれが生じるということはこういうことなんですね。権力のある人・・・よりいい立場にいる人は簡単に曲げられるんですね~・・・勉強になりました。

展示会までにできる限り柱を曲げ直し、部下たちの尻を叩き・・・私は全力を注ぎました。そして私だけでなく部下たち、外部業者も全力で走ってくれました。

結果、この展示会は過去最高の来客者数となり、肝心の売上金額(予約含む)も過去最高且つ売上目標金額を上回りました。しかも注力販売商品は予定入庫数をすでに上回り、今後受注数を減らすようにと異例の嬉しい状況。*これは早期受注なので生産を増やすべきでは?・・・それをしないのがN課長ですね。

この展示会の成果は年間の売上にも大きく好影響を与えるので、直ぐに見えないほど大きな成果です。

私は嬉しくてたまりません。協力してくれた部下と外部業者、遠くから来場してくれたお客様に感謝しました。

そして幹部達には「どうだー見たか!」・・・とはならず。私は悔しい気持ちでいっぱいでした。

なぜなら部下など現場サイドがもっと楽に働いても、今回の成果よりもっと大きな成果が得られるという確信があるからです。これは日常の業務でも同じことです。

私が社外セミナーを受講して他業種の中堅社員と話をする機会があり、聞く話の中で共通する悩みは社員が育たないということです。業務がキツイと社員が辞めてしまう・・・社員のヤル気がないなど、どのようにしたらヤル気を持ってもらえるのか?と悩んでいるようです。でも私は逆なのです。

この会社の社員はヤル気を持っています。能力があります。それをどう伸ばしてどこに向けるのか、それは我々役職社員次第ではないのでしょうか。少なくともこの会社は人材に恵まれています。それを引き出さずに上司がボヤクだなんて・・・。

売上の落ち込みをマーケットや部下の責任にするなんて・・・上司は自分の立場を深く考えるべきです。天に向かって唾を吐くなんて。

この展示会で社員の有能さを少し証明できたことに誇りを持っていますし、これからの組織にとって大きな意味になる実績だと思います。

問題なのはこの違いをどれだけの人が評価できるかでしょう・・・残念ながら期待はできませんかね~・・・。