とみお。のブログ

ひらめくままに!思いつくままに!!

2010~後期

注意:こちらはネガティブワールドです。ポジティブな方はご遠慮くださいm(__)m

2010年~後期

ズバリ最問題人物はN課長です。このN課長は人を腐らせる天才です。そばにいる社員はいつの間にか腐ります・・・しかも腐らいしている側も腐った側も気づいていません。すでに多くの部下のパフォーマンスは半分以下にダウンしており、会社生活が楽しくなさそうでした。

私は仕組みや物事を積極的に変更するタイプ。N課長は実績で動く保守タイプでルーチン好きです。

N課長はシステムに障害が生じていても「仕方がない」とか「許容範囲」とごまかすのですが、実際に我慢させられるのは現場サイドでN課長には傷みはない。

N課長は売上が一割下がると、活動予算を一割以上減らすのです。これは当たり前に思えますが、売り上げがいったん下がると下がり続けるということです。市場に変化が起こっても予算の組み替えや投資をしない。売上が上向くのは市場が勝手に上向いた時だけ・・・。

N課長個人の営業スタイルも合理的で、仕入れの多い顧客か仲良しの顧客にしか訪問しない。ようするに売れている顧客のおこぼれをもらいに行く御用聞。N課長が好きな顧客には異例の安値で商品を販売しており、新条件などの情報を部下よりも先に自分の顧客に流します。部下には厳しく値下げ幅は持たせません。しかも部下はこのアンフェアを知っています。

さらにN課長からの情報格差が大きく、部下が知らないといけないことも知らされません。例えば大事な会食の開催を知らされず、あいつはなんで来なかったんだ?ということになります。私は地方営業で不在が多く、何かが決まるときその場にいないことがほとんどです。大事な会食で会長から「なぜ私が戻ってこないのか?」となります。さらに私は自分が悪者になっていることすら知りません。

ある日、私は課長クラスの会食で常務から吊し上げられました・・・N課長と私のコミュニケーションが悪いのが問題で、周囲にストレスが生じているとのこと。

問題の原因は私ですか? 地方営業中も私は毎朝N課長に電話連絡して「なにかありませんか?」と尋ねます。すると毎回「なにもありまえん」とこちらが細かい確認事項を聞かない限り5秒で終わります。

もう一つ典型的な例です。重要な会食をするので会長がN課長へ、私に連絡して戻るように伝えてくれと指示したそうです。それを見ていた同僚がこれを電話で教えてくれました。それを知った直後にN課長へ電話して「何か私に伝えることありませんか?」と尋ねると「なにもありません」とのこと・・・これでは私の予定を変えることはできません。

簡単な疑問です。なぜ知らせないのか?これは知らせない理由が無い限り理不尽なのです。これは私にだけでもないんです。今までも歴代の同僚にしてきたし、いろいろな人が苦しんできているのはみなさん御存じのことです。

そしてこの会席は私を叩く会?私からするとすでにN課長のアンフェアは大した問題ではないのですが、ここでもう一つ別の大きな問題が浮上してしまいました。

この会は組織の中心メンバーの常務+課長3名+私。このメンバーは私がN課長とコミュニケーションを上手くとれば、組織の不具合が解決するだけではなく売上も上がると考えているのです・・・私がガンですか?

この発想は大問題です。組織の責任者たちが自分以外に責任を負わせようだなんて・・・少なくとも私は倉庫で売上を上げたいと思い、その為に部署がやるべきことや出来ることを探しました・・・この意識のズレ。

問題はN課長だけではなかった。組織として方向性や考え方がズレてきており、各部署の責任者が何のために何をやっているのか見失っている・・・これはヤバいと感じました。

これ以降、私は社内に意識を向けました。営業を減らし、社外セミナーを増やして組織作りの勉強もしました。

そんな中で年末行われる社員旅行の幹事を私がやることになりました。地方営業、社内営業、勉強会幹事、ISO委員など、すでに休みは月に一日程度のフル稼働状況です。

しかも毎年一泊のはずがこの年は初めての二泊。さらに毎年旅行会社を使っていますが、この年は使わないなんて・・・。移動のフェリーやバス、ホテルの手配は会長がやってくれて助かったのですが、それ以外ノープランだし伊豆大島なんて行ったことないし・・・しかも社員の家族も同行する50人弱の規模だし・・・。

ということで先ずは現場を下見に・・・これは営業と同じです。パンフレットなどの資料を見ていてもいいアイディアは浮びません。そしてやっぱり現場を見ると浮かびますね・・・いろいろとプランがヒラメキました。雨が降ったら?などなどコースを何通りも考えられたし、わがままにも対応できそう!ホテルの支配人さんにも挨拶できたし、地元の人と話をするとパンフレットに無い情報が入手できます。子供から大人まで楽しめそう!

それから役員とご家族以外の全員に、宴会の出し物などお手伝いをお願いしました。これは重要なことで、私は独自にテーマをもってそれぞれに依頼しました。毎年新人の出し物はやっていたのですが、それ以外の方も含め全員でやるのが今回のポイントです。

そして当日なんといきなりフェリーが4mの大時化に・・・大島に到着してもほとんどの人が動けないありさま。島の人は「よく船が出れたね?」とのこと・・・この大時化だと普通は船が出ないそうです。運がいいのか悪いのか?

社員旅行はこの大アクシデントから始まりました。

ですが結果は大成功!宴会は大盛り上がり!幹部を含め出し物をした側も全員が楽しんだと実感できるほどで、宴会後もほとんどの人が集まって盛り上がりました。日中の観光も上手く行き、スケジュールも守れました。

帰りは打って変わって穏やかな海。それでも大時化がトラウマになった人はフェリーに乗るのが怖かったみたいですが・・・。

そして参加してくれた人からの嬉しい一言「伝説になる社員旅行でした」と言ってくれた人もいました。自画自賛ですが自分でも満足できました。

どんなことでも組織が一枚岩になると、とてつもないパワーを発揮しますね。この一つになる感触が大好きです。みんな日常の多忙の中で準備したり練習したり、どれもかなり面白かった。全ての人に感謝でいっぱいです。

そしてこの年の売上は目標を超え、いい思いができました。さらに翌年への予約貯金もできたのでいいスタートが切れます。

みんなで苦労したからいい結果が出せました。ありがとうございました。